株式会社マルモテック

人事評価制度の構築により、会社と社員を成長させる

相談のきっかけ

客観的な指標により、納得性のある賃金制度を構築したい
会社を立ち上げて10年。今まで、社員の評価は社長1人で行ってきた。全従業員の仕事ぶりを見て、個人ごとに評価して行くことで、正しい評価になっているという自負もあった。
しかし、従業員も徐々に増加し、全員の仕事ぶりを確認する機会も少なくなってきた。また、給与について直接、不満をぶつけてくる従業員もいたことから、客観的な指標、評価基準に基づき、公平、納得性が高い人事評価制度を構築したいということで、よろず支援拠点を訪問した。

課題

客観的な評価基準に基づく人事評価制度の構築が課題
会社の経営状況、財務状況は良好であり、売上、利益とも安定している。年度ごとに多少の上げ、下げはあっても、会社立上後、10年間は右肩上がりの指標になっている。業務上の特性から、夜間作業も多く、日中の作業と合わせて労働時間が長くなるのが課題であった。
この問題についても、変形労働時間制の採用と毎月のシフトを確立することにより、月トータルでは、所定労働時間に収めるという方法をとっている。仕事を進める上で、安定した人材を確保することが、次の課題。そのためには、個人の仕事ぶりをダイレクトに反映させる人事評価制度、賃金制度の構築が課題であると思われる。

支援内容

客観的な評価基準に基づく人事評価制度の構築が課題
①相談者の現状、ヒアリングしながら、課題を発見する。
②人事評価制度の概要を説明し、導入のための手順を説明、アドバイスする。
③相談者の事業所において、人事評価制度の導入を宣言していただく。
④相談者の事業所からの、従業員の声、疑問点等をヒアリングしていただく。
⑤事業所内で、幹部社員を集めていただき、人事評価制度についての勉強会を開催する。幹部社員の疑問に答える。
⑥COより、人事評価制度のひな形を提示する。
⑦ひな形を元にして、相談者の事業所において人事評価制度を完成させる。
⑧人事評価制度の導入と、自己評価、1次、2次評価を実施する。
⑨評価を確定し、昇給に反映させる。

支援の成果

人事評価制度の構築
人事評価制度を導入し、1回目の評価を終了したこと。初めて部下を評価するということで、上司の中にも、戸惑い、迷い等があったこと。
評価される従業員の中にも、疑問、戸惑いがあったこと。
ただし、初めて自己評価、1次、2次評価を行い、その結果をもとに昇給等に反映させることは、以前より、客観的な基準による評価になった意義は大きいと感じていること。
人事評価制度は継続することに意義がある。最初はスモールスタートだが、実施回数を経ることに、より、現状に合致した人事評価制度を構築して行くことが課題。また、余り、労力をかけず、従業員の負担にならないような、制度設計も次の課題になると思われる。

支援のポイント

①相談者の現状を確認すること、そのためにヒアリングに注力
②問題点を洗い出すこと
③問題点に対して、どのような解決方法があるのか、具体的にアドバイス
④相談者のみではなく、従業員の声を直接、ヒアリングすること
⑤セミナーを開催し、疑問点、問題点に直接、答えること

相談者の声

最初の訪問から、7カ月余り経過したが、弊社において人事評価制度を導入した意義は大きいと感じている。
客観的な基準により、納得性のある(腹落ちする)評価制度の導入は、人材の確保、会社の安定的な成長にも絶対に欠かせないのもで、あるという点を再認識しました。
担当COの知見、アドバイスに感謝いたします。今後についてもアドバイスを引き続き、よろしくお願いいたします。

担当コーディネーター小笠原 裕一

株式会社マルモテック
◎代表者名/代表取締役 仲口 眞二
◎住所/岩手県盛岡市門字真立151番地10
◎HPアドレス/https://www.marumo-t.co.jp/